~ウィキペディアより~
=石川 五ェ門=
安土桃山時代の盗賊石川五右衛門から数えて第十三代の末裔(原作連載当初では鼠小僧の子孫にする予定だったが、手塚治虫作の漫画に敵役としてねずみ小僧が登場していたため、五ェ門に変わった)。
誕生のきっかけは作者のモンキー・パンチがアメリカのサンディエゴで開催されたコンペに出かけた際、現地の女性にサインを頼まれたことであり、ルパン三世の顔も即興で付け加えたが、その女性が落胆した。理由を聞くと(日本の漫画なのに)オリエンタルさが無かったとのことで、帰国後すぐに日本らしいキャラクターを付け加えたという。
シリーズにより名称には様々な表記がある。原作では「五右ェ門」。パイロットフィルムでは「五右ヱ門」。
『TV第1シリーズ』では「五ェ門」、『TV第2シリーズ』以降の作品では「五右ェ門」が基本設定。
その他作品によって違いがあるが、最近のアニメ作品においては「五エ門」が採用されている。
居合の達人(後のテレビアニメシリーズでは忍術(唐忍法)や念力の使用についても言及されており、TVスペシャルにおいては優れた動体視力の持ち主としても描かれている)。
=峰 不二子=
ルパン三世一味の紅一点。
ある時はルパンの敵であり、味方であり、時には恋人である(敵として登場することが多い)。
原作では一貫した人物設定はなく、話により異なった謎の人物として登場する。例えば第11話では古い知人、第19話では部下の1人、第20話では婦人秘密捜査官、第30話では探偵社の社長、第64話ではルパンの入学した東西京北大学の先輩(銭形警部も同大学に在籍)、第66話では同じ大学の同じ学部の同級生、第69話では敵対組織ネズミ一族の1人、第75話では不私刑(フリンチ)の部下、という具合で、知り合い・仲間ということもあれば初対面の赤の他人ということもある。
第11話では医者の父親を、第24話では科学者の兄をルパンによって殺されている。
初回登場は原作第3話「死んでゆくブルース」であり、ルパンと共謀して罪を犯す。
『ルパン三世・新冒険』よりルパンの仲間として人物が固定される。
固定後の不二子は、むしろルパンに冷遇されることが多い。
男爵との勝負では次元大介、石川五ェ門の救出を優先して不二子を男爵に譲ったり、不二子をクビにして別の従順な女性をメンバーにしようとしたこともあった(この時は、次元も五ェ門も不二子の擁護に回った)。「ボディ・スチール」では、アニメでは最終的に老人の脳と交換されるのは銭形だったが、原作では不二子である。逆に次元や五ェ門らから疎まれることはほとんどなく、「キャ!!デラックス」で五ェ門に小悪魔と評された以外は悪く言われたことはない。
髪の色はシリーズ通じて一定ではなく、金髪の時もあれば黒髪の時もある。
名前の由来は、作者モンキー・パンチは名前を考えていた時、目の前にあった富士山のポスターと、自分の吸っていたたばこ「峰」を合わせたと、『トゥナイト2』のインタビューで語っている(『トリビアの泉』では「富士山の峰」が由来と紹介)。
不二子のイメージ・モデルとなった人物は、『007』のボンドガールや小説『三銃士』に登場する女スパイのミレディーである。
しかしこれは原作者自身も、後から気づいたそうである。
とあるDVD[要出典]の特典映像のインタビューではいろんな雑誌のモデルの女性を描いているうちに不二子が思い浮かんだと答えていたが、2011年8月4日放送のNHK『あさイチ』では、故郷浜中町に今も在住する女性の、持っていた雰囲気をイメージしたと答えた。